ユーザー事例 三明機工株式会社
三明機工株式会社がFASTSUITE Edition2を使用してロボット操作演習機「デジタルトレーナ―」を開発・販売開始
ロボット操作演習機「デジタルトレーナ―」は、本物の産業用ロボットと同じティーチングペンダントで操作実習が出来るシミュレータです。ファナック及び安川電機製ロボットにも対応可能である。 【バーチャル試運転の実証実験をFASTSUITE Edition2 を使用して実施】 FASTSUITE Edition2の導入の決め手 1)設備コンポーネントの挙動定義からレイアウト設計までデジタル設備モデルの作成が短時間で可能 2)高精度で高機能のシミュレーション能力と便利な解析機能が豊富に装備されている 3)各社ロボットメーカーのコントローラーとSIL&HIL接続が出来て、リアルタイムモニタリングが可能 4)機械設計者と電気設計者間のコラボレーションツールとしても利用でき、コミュニケーション向上につながる 5)機能拡張や外部ソフトウェアとの連携に関して、柔軟なカスタマイズ開発能力を搭載している 三明機工株式会社ホームページ
基本情報
世界トップレベルの技術力を持つシステムインテグレータである三明機工株式会社(静岡県静岡市、久保田和雄社長)は、鋳造プラントの材料供給装置の自動化や工場のFA化システムの設計・製作からビジネスをスタートした。 その後、自動車業界の飛躍にともない、ダイキャストマシン周辺装置や液晶ガラスの製造分野に進出した。 2022年12月、産業用ロボットやAGVシステムを含めた自動化生産システムのさらなる効率化のために、デジタルツインファクトリーソフトウェアのFASTSUITE Edition2の導入を決定した。 小規模なワークセルから生産ライン全体のバーチャル検証技術を強化して、最新のデジタル技術の活用を目指しているパイオニア企業である。
【FASTSUITE Edition2の導入理由】
1)仮想試運転テストを行うことで、設備のクラッシュするリスクを無くして、不具合テストの回数を増やして想定外トラブルを未然に防ぐ
2)海外工場の設備立ち上げ時、国内でのバーチャルテストで品質改善することで、エンジニアの出張期間及び費用の削減が可能になる
3)機械設計者と電気設計者の間の情報伝達ミスをゼロにする
4)長期休暇時期しか出来なかった設備・ラインの変更工事が週末の数日だけで行うことが可能
5)実機仮設による試運転テストが不要になり、仮設・解体工事も不要になり、納期短縮やコスト削減に効果がある